エコ・コラム

第33回 日本初!EVごみ収集車が川崎市内を走ります!
カテゴリー:川崎市

こんにちは、川崎市環境局生活環境部廃棄物政策担当です。
今回は、平成31年2月に導入した「エネルギー循環型ごみ収集システム」を紹介します。
川崎市は、廃棄物発電(ごみ焼却施設でのごみ焼却により得られる蒸気による発電)を活用した「エネルギー循環型ごみ収集システム」による、EVごみ収集車(電池交換型)を日本で初めて導入しました。

【EVごみ収集車と電池ステーション】

「エネルギー循環型ごみ収集システム」は、ごみ焼却施設における廃棄物発電で得られる電気を敷地内の電池ステーションへ送電して電池を充電し、EVごみ収集車に搭載してごみ収集を行うものです。

【「エネルギー循環型ごみ収集システム」のイメージ図】

 

<システムの特徴>
・地球環境にやさしいごみ収集システム
・電池交換は約3分間で自動交換
・災害時の非常用電源としての活用

このシステムの最大の特長は、「走行中・作業中のCO2やNOxの排出がない」ことです。ごみ焼却施設における廃棄物発電で充電した電池により走行・作業を行うため、CO2やNOxの排出がなく地球環境にやさしいごみ収集システムです。走行だけでなく、ごみ収集に必要な全ての動力を電気でまかなっており、走行音も静かです。

電池ステーションは川崎区浮島町にある処理センターに設置し、EVごみ収集車は川崎区塩浜にある生活環境事業所に配備して川崎区内のごみ収集に使用しています。
また、処理センターには、市最大のごみ焼却施設のほか資源化処理施設、普及啓発施設であるエコ暮らし未来館や、太陽光発電所(メガソーラー)も併設されていることから、本システムを施設見学に取り入れ、環境教育にも積極的に活用しています。ぜひ、見学にいらしてください。

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