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ちゃんと処分しないと
こんなことが....

発火原因となった加熱式タバコ
(リチウムイオン電池内蔵)

発火原因となった掃除機
(リチウムイオン電池内蔵)

発火原因となったデジタルカメラ
(リチウムイオン電池内蔵)

リチウムイオン電池の発火実験の様子
(出典:NITE)

引用:日本容器包装リサイクル協会

リチウムイオン電池による
危険な発煙・発火トラブル

リチウムイオン電池が押しつぶされ、
ショート・発火するイメージ

引用:日本容器包装リサイクル協会

きちんと分別せずに、プラスチックゴミと一緒に廃棄した場合の事例です。プラスチックリサイクル工場での処理工程にある「処理機械」で小型充電式電池が押し潰されて、ショート・発火してしまう場合があります。特にリチウムイオン電池は内部に可燃性の高い液体が入っているため、発火リスクが高いことが知られています。

リチウムイオン電池の発火が原因で、
リサイクル工場の建屋・設備が焼けてしまった事例

引用:日本容器包装リサイクル協会

発火などにより、処理機械だけでなく、建屋にも被害が及ぶ事故が増えています。たったひとつの小型充電式電池が及ぼす影響がここまで被害を拡大させる場合もあるため、きちんと正しい処分を行いましょう。

増えている事故件数

引用:日本容器包装リサイクル協会

この表は、全国の再生処理業者で発生した、過去8年の発煙・発火トラブルが起こった件数です。令和元年度は301件で、3年前の5倍以上と急激に増え続けています。令和3年度に入っても3ヶ月間で61件と事故が増えています。

動画「セーフリサイクル!
リチウムイオン電池!」

引用:環境省

ほら、いつも使っている
身近な機器にあるよ

リチウムイオン電池は、小型でも大容量の電力を蓄えることができるため、最近では、上の図にあるような携帯型の電子機器の多くに使われています。生活に身近な、小型家電とはあまり意識していない意外なものにもリチウム電池は使われているので、処分には注意が必要です。

家電量販店やホームセンター、
市役所などでリサイクル

JBRC JBRC JBRC HP

※JBRC会員企業が製造販売した電池が回収対象です。会員企業以外によって製造販売された電池は回収できません。

※回収できない電池について詳しくは一般社団法人JBRCホームページでご確認ください。

リチウムイオン電池は発火の危険性が高いので
可燃ごみ、不燃ごみ、プラ製容器包装に混ぜないで!

平成25年4月に「小型家電リサイクル法(使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律)」が施行され、有用な資源をリサイクルするため、小型家電の回収・リサイクルを推進しています。しかしながら、小型家電の中に電池が入っているにも関わらず、製品にプラスチックが使われていることから可燃ごみなどに混入して排出されている事例が見受けられます。発火事故等を未然に防ぐため、小型充電式電池の危険性と正しい排出方法を理解することが重要です。

事業者の方へ

充電池を確認・分別の上、
「JBRCルート※での回収」または「処理可能な処理業者への委託」をお願いします

※事業者の方は、JBRCの協力店や協力自治体へ持ち込むことはできません。JBRCルートで回収ご希望の場合は、JBRCへ新規排出者登録が必要です。尚、JBRC会員企業が製造販売した小型充電式電池が回収対象です。詳しくは、JBRCホームページでご確認ください。

例えばこの様な機器が対象です

非常灯・誘導灯、充電式工具、無線機 など

適正な処理が行える事業者か確認を

不適正な事業者に産業廃棄物の処理を委託することは違法であり、排出事業者が責任を問われます。産業廃棄物となる小型家電を排出する際には、許可業者との委託契約やマニフェスト(産業廃棄物管理票)の交付が必要です。

  • ・廃棄に関する委託契約は必ず書面で行ってください。
  • ・故障でも買取などと誇張した宣伝を行う業者にはご注意ください。
  • ・処理状況のルートを確認できる業者に依頼し、それを確認してください。

小型充電式電池の回収店舗・自治体はJBRC(一般社団法人JBRC)Webサイトで検索できます。

回収協力店舗・自治体を探す

学校・職場・家庭で広めよう!

この「小型充電式電池 リサイクル講座」のダイジェストをまとめた資料です。ダウンロードして学校・職場・ご家庭でお使いください。

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