エコ・コラム

第13回 フードバンク活動を支援します
カテゴリー:埼玉県

こんにちは、埼玉県資源循環推進課です。

 

現在、食品製造業、卸売業や小売業では、販売に関する商習慣や包装の印字ミス、季節商品の売れ残りなどによる「食品ロス」が発生しています。外食産業を含めると、食品関連事業者全体で年間約339万トンもの「食品ロス」が発生しており、世界全体の食料援助量(約320万トン)に匹敵するほどの量にもなります。

このように「食品ロス」と呼ばれる、品質には問題ないものの余ってしまった食品を無料で譲り受け、福祉施設等に無償で提供するボランティア活動のことをフードバンク活動といいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

この度、埼玉県では食品ロス削減の取組のひとつとして、フードバンク活動を支援するため、今年度から企業等とフードバンクとのマッチングに着手しました。

まず、県内の食品製造事業者約200社に食品ロス削減に関する取組やフードバンクに関するアンケート調査を行いました。そのうち、フードバンク活動に興味があると回答のあった事業者を訪問し、フードバンク活動について事業者と意見交換を行っています。

事業者のフードバンク活動への理解を深め、事業者とフードバンクとのマッチングを行うことで、食品提供のしっかりとした流れを構築しようとする事業です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

事業に当たっては食品の横流しや食品としての安全性の懸念など課題も山積していますが、食品ロスの削減のため、少しでも多くの事業者の理解を得らえるよう、積極的に取り組んでいるところです。

 

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