エコ・コラム
第50回 社会貢献×食品ロス 災害備蓄食料の活用スキームについて
カテゴリー:埼玉県
こんにちは、埼玉県資源循環推進課です。
今回は、埼玉県が構築した「災害備蓄食料活用スキーム」を紹介します。
埼玉県は、更新を迎える災害備蓄食料を有効活用するスキームを構築しました。
このスキームは、提供側(事業者)と受領側(フードパントリーや子ども食堂など)が抱える食品活用に関する課題の解決を目指すものです。
事業者は、簡単な情報の登録で、食品ロスの削減だけでなく、地域の団体とのパートナーシップが構築でき、SDGsの実践にもつながります。
1 登録から提供までの流れ
2 本スキームのポイント
(1)多くの事業者が持っている災害備蓄食料を有効活用
(2)災害備蓄食料の特徴を活かして、計画的で地域密着型の提供を実現
(3)提供する事業者、活用する団体が抱える課題をともに解決
(4)事業者の食品ロス削減とSDGs実践を促進
3 様々なSDGsのターゲットに貢献
(1)提供後はフードパントリーや子ども食堂で活用!
県のマッチングで提供相手とのパートナーシップを構築できます。
(2)提供することで食品ロス削減!
ごみも減って廃棄コストも抑制できます。
(3)環境に配慮した地域貢献で企業価値向上!
災害備蓄食料の活用で、SDGsを実践できます。
4 主な活用団体について
(1)埼玉フードパントリーネットワーク
県内で、ひとり親家庭や子育て中の生活困窮家庭を対象に食品を無料で配付するフードパントリーという活動をしている団体のネットワークです。
食の支援が必要な家庭に直接食の支援ができ、食品ロス削減に寄与すると同時に、地域で課題を抱えた家庭と顔の見える関係でつながるきっかけとなる活動です。
(2)埼玉県子ども食堂ネットワーク
県内の子ども食堂運営者から構成されています。コロナ禍の現在は、一か所に集まってご飯を食べることができず、【笑顔応援企画】と題して、お弁当配布や食材配布など、知恵を出して取り組んでいます。