エコ・コラム

第23回 フードバンクマッチングと若者への食品ロス削減意識の啓発
カテゴリー:埼玉県

こんにちは、埼玉県資源循環推進課です。

今回は、埼玉県が推進する食品ロス削減の取組を紹介します。

 

1.フードバンクマッチング事業

食品ロス削減の取組の一つとして、フードバンク活動があります。食品販売の商習慣やパッケージの印字ミスなどの理由で、品質に問題がないにも関わらず捨てられてしまう食品を無料で譲り受け、福祉施設等に無償で提供するボランティア活動です。

埼玉県では、このフードバンク活動を支援していることを前回のコラムで紹介しました。

前回のコラム「第13回 フードバンク活動を支援します」

 

昨年度(平成29年度)から事業者とフードバンクとのマッチング事業を開始し、県内2つのフードバンクに製菓メーカーからお菓子の提供をいただきました。提供いただいたお菓子はフードバンクを通じて子ども食堂や福祉施設に届けられました。

今年度(平成30年度)も県内スーパーマーケット等を対象に、マッチングを実施する予定です。

フードバンクへの食品提供の様子

 

2.若い世代への食品ロス削減意識の啓発

平成26年度に実施した県政世論調査では、「食品ロス」の年代別の認知度について、他の世代に比べて20歳代が低いということがわかっています。

平成26年度埼玉県県政世論調査の一部「食品ロスの認知度」

「食品ロスの認知度」 平成26年度県政世論調査(平成26年7月実施)

 

そのため、フードバンクをはじめとする食品ロス削減の取組について若い世代に知ってもらおうと県内大学等の授業に専門家を派遣して講義を行う「ゲストスピーカー派遣事業」も実施しています。

ゲストスピーカー派遣事業の様子

食品ロスやフードバンク活動を知らなかった学生から、「食品ロスがこんなに発生しているのを知って驚いた。自分が食品を扱う時のことを振り返る良い機会になった」とか、「自分にもできる活動があるなら、ぜひ参加したい」といった感想が寄せられました。

 

埼玉県は、引き続き「食品ロス」削減に取り組んでまいります。

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