エコ・コラム
こんにちは、千葉県環境生活部循環型社会推進課です。
千葉県では、循環型社会づくりを目指し、ごみを減らす(Reduce:リデュース)、くり返し使う(Reuse:リユース)、資源として再利用する(Recycle:リサイクル)の「3R」を進めるため、県民の皆さまを対象にしたシンポジウムを開催しています。
今年度は、「減らそう!食品ロス!」をテーマに、平成29年10月9日に幕張メッセで開催された「エコメッセ2017inちば」会場内において、事例発表とパネルディスカッションを行いました。
(実施内容)
1 事例発表
(1)千葉市環境局資源循環部廃棄物対策課 「食品ロス削減への取組」
(2)フードバンクちば 「フードバンクちば活動報告」
(3)生活協同組合コープみらい 「『もったいない』を『ありがとう』に」
(4)イオン株式会社 「持続可能な社会の実現をめざして イオンの食品廃棄物削減の取組」
行政、小売業者、「フードドライブ*」を行っているNPO団体から、食品ロスの削減の取組事例を紹介いただきました。
*「フードドライブ」:企業(会社)や家庭から、様々な理由により売ることや利用ができなくなった食品の寄付を受けて、福祉施設や生活に困っている人などに無料で提供する活動。
2 パネルディスカッション
- テーマ:「減らそう!食品ロス!」
- コーディネータ:NPO法人持続可能な社会をつくる元気ネット 事務局長 鬼沢 良子 氏
- パネリスト:事例発表団体
パネルディスカッションでは、
「食品ロスを減らすために一人ひとりが今日から何をするのか」、
「今日から実践できることは何か」、
ということについて話し合いをしました。パネリストからは、
「食材を使い切るということだけでなく、地産地消や、旬の食材を使うこともエコにつながる。」、
「今日明日中に食べるものは、期限が短いものを購入するということも食品ロスの削減につながる。」
といった発言がありました。
まだ食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」の発生量は、全国で年間600万トンを超えるといわれています。これは、日本人一人1日当たりに換算すると、おおよそお茶碗一杯分の御飯の量が捨てられている計算になります。
今回のシンポジウムでは、食品ロスに積極的に取り組んでいる団体に事例発表をしていただきましたが、食品ロスの削減を含む、3Rの推進には県民の皆様の協力が不可欠です。
県では今後も3Rの推進に向けて活動していきます。