エコ・コラム

第70回 すぐ食べるなら「てまえどり」啓発(千葉県版)を実施しました
カテゴリー:千葉県

こんにちは!千葉県 循環型社会推進課です。

千葉県では、食品ロスを減らすための取組を進めています。

 

令和3年12月から「てまえどり」啓発、第一弾(コンビニ)

さて、こちらのPOP、千葉県内のコンビニエンスストアで見掛けた方はいませんか。

てまえどりポップ

 

 

 

 

千葉県では、コンビニエンスストア4社と連携し、食品ロスの削減に向け、買い物の際、すぐに食べる場合には商品棚の手前にある商品を選ぶ「てまえどり」を呼びかける取組を実施しました。

 

てまえどりコンビニ写真

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・実施内容:消費者の方々への「てまえどり」を呼びかけるための商品棚用POPを店舗(約1,900店舗)に掲示

・参加企業:セブン₋イレブン、ローソン、デイリーヤマザキ、ファミリーマート

・実施時期:令和3年12月17日から順次

 

 

国内の食品ロスは年間約570万トンに上り、国民1人当たりでは1日に茶碗約1杯のご飯の量に近い量の食品が、まだ食べられるのに捨てられています。

食品産業から発生する食品ロス削減のためには、食品事業者における取組のみならず、食品小売店舗等を利用する消費者の方々に、食品ロス削減への御理解、御協力をいただくことが必要です。

日頃の買い物の中で、購入後すぐに食べる場合に、棚の手前にある商品を積極的に選ぶ「てまえ どり」については、販売期限が過ぎて廃棄されることによる食品ロスを削減する効果が期待されます。

 

16%が減ったと回答、継続的な取組が必要

今回の「てまえどり」啓発実施後に、一部店舗に協力いただきアンケートを実施したところ、「てまえどり」啓発をやってよかったと答えた店舗は51%(「とてもよかった」「よかった」の合計)でした。

また、「てまえどり」啓発による食品の廃棄量の変化については、「変わらなかった」が69%と最も多く、減った(「非常に減った」「減った」の合計)と答えた店舗は16%でした。

短期間の実施のため、啓発効果によるものか判断が難しいとの意見もあり、継続的な取組が必要と考えています。

アンケート1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なお、新型コロナウィルスの感染拡大により店頭でのお客様アンケートは中止しましたが、この間、職員を対象に実施したアンケートでは、

86%が「てまえどり」への協力意向を持っており(「協力したい」「どちらかといえば協力したい」の合計)、

その理由として6割以上の人から「すぐ食べるなら味は変わらないから」「食品ロスを減らしたいから」と回答がありました。

 

アンケート2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

令和4年3月から「てまえどり」啓発、第二弾(食品スーパー)

令和4年3月からは県内の食品スーパー(イオン、イオンスタイル、コープみらい)等と連携した「てまえどり」啓発の第二弾も実施しています。

すぐに食べる場合には棚の手前にある商品を積極的に選ぶ「てまえどり」。お買い物の際は是非思い出してください。

てまえどりポスター

 

 

 

 

 

 

 

 

 
・実施内容:消費者の方々への「てまえどり」を呼びかけるためのポスターを店舗に掲示
・参加企業:イオン、イオンスタイル、コープみらいなど
・実施時期:令和4年3月14日から順次

 

なお、「てまえどり」の呼びかけは、令和3年6月から、消費者庁、農林水産省、環境省、一般社団 法人日本フランチャイズチェーン協会が連携して啓発を実施しています。

また、千葉県では、「食べきり」により食品がごみになる量をできるだけ減らしていくライフスタイル「ちば食べきりエコスタイル(ちば食べエコ)」を推進しています。

食品ロスについては、下記の千葉県ホームページや九都県市首脳会議廃棄物問題検討委員会 ホームページにも掲載していますのでご覧ください。

 

○ちば食べきりエコスタイル(千葉県ホームページ)

https://www.pref.chiba.lg.jp/shigen/3r/ceeco/index.html

 

○食品ロスについて(九都県市首脳会議廃棄物問題検討委員会ホームページ)

https://www.re-square.jp/eco/foodloss/

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